個人サイト Otearai Web 作者 nagura
1974年京都府生まれ
平日はサラリーマンまがいの勤務をこなすかたわら、自サイトその他で腑抜けた駄文を連ねています。現在吸っているタバコはマイルドセブン(理由は安いから)。酒を飲むと気が大きくなってマルボロを買ってしまい、翌朝後悔することが多い。
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先日、Go smoking の会長から「缶ピース」を頂戴した(それも二缶も!)。

缶ピースには憧れのような気持ちがありながらも、購入したことはいままで一度もなかった。理由は単純、値段が高いから。

50本入りとはいえ、一缶あたり800円もする。同じタバコの箱入り版である「ショートピース」(10本入り)が150円なのに比べると一回の出費がかなり大きくなるし、実際に缶ピースのほうが割高なんである。ショートピースを50本買うと750円なのに対して缶ピースは800円であるから、差し引き50円の損ということになる。

この50円は缶代なのだろうが、合理主義(=貧乏性)を標榜しているぼくとしては、この「無駄な感じ」がどうにも受け入れがたかったのだ。…よく考えたら、タバコ自体が無駄なモノのような気もするのだけれど。

そんなわけで缶ピースにはまったく縁がないまま現在に至っていたのだが、会長から頂戴したのを体験してみたらこれが滅法よかったので、今回はその「初体験」の模様をレポートしてみたいと思います。


宅配便で送られてきた包みを開くと、こんな可愛らしい缶が2つ入っていた。ちょうどスナック菓子のプリングルスくらいの大きさだろうか。手に持ってみると結構ずっしりくる。この重さが頼もしくて心地よい。

パッケージのデザインは「ショートピース」と同一であるが、例の無粋な警告文はすべて裏面に印刷されていて、正面からは見えないように工夫されている。こうでなくちゃ! と思わず拍手を送りたくなる。

雲ひとつない晴天を意味する言葉「ピーカン」の語源と言われる缶ピース。本当にこんな色の空になったらビックリするが、それはともかく、レイモンド・ローウィによるデザインは品があって素晴らしい。

…というわけで、ひとしきりパッケージを眺めたのち、上蓋を取ってみたところ。

いきなり進退窮まってしまった。缶詰みたいに金属でしっかり密封されているのだ。

いったいどうやって開けるんだ? まさか缶切りが必要なのか? それとも歯で食いちぎれとでもいうのか!?

予想外の展開にすっかり動転しつつも、何かヒントがあるかもしれないとすがる思いで、パッケージをためつすがめつしてみたら大正解! ちゃんと開けかたが書いてありました。

おお、なるほど。上蓋に付いているツメを内側にスライドさせた状態で本体に突き刺し、そのまま一周させれば缶が開くというワケである。この原始的な感覚がなんとも嬉しい。

さっそく、上蓋のツメをスライドさせて…

ぐるりと一周させれば、ご覧の通り!

缶ピースは見事に開いたのでありました。

そして缶を開けた瞬間、ピース特有のホッとするような甘い芳香が、ぷーんと辺り一帯に立ち込めた。うーん、こりゃあタマリマセン!! ショートピースを開封したときもいい匂いはするけれど、それが優しくギュッと濃縮されて立ちのぼってくるんである。

そういや、タバコは大嫌いだけどピースの葉っぱの匂いは大好きだという知人がいたのを思い出した。缶ピースを開けたときの匂いは正に至福。この匂いの

しばらく香りをくんくん嗅いでるうちに数分が経過。ふと我に返り、眼前のピースに目を落とすと、中央にピロンと突き出した紙片に気がついた。ん? なんじゃこりゃ。

まるで「引っ張ってくれ」といわんばかりの佇まいに負けて、なにも考えずに引っ張ってみたら「正にその通り」だった。 タバコがぎっしり詰まっていたら出しにくかろうというので、このような工夫がこらしてあるのだ。使いやすさへの細やかな配慮がなんとも嬉しい。

ピースの葉っぱの甘い匂いが心地よく漂うなか、一本くわえて火をつける。シパッ。

香り高く優しい煙が口いっぱいに広がる。禁煙してなくてヨカッタと心から感じるひととき。末永くうまいタバコを吸うためにも、健康に気をつけて暮らしていこうと改めて思ったのでありました。

ひと缶全部吸い終わったら、空缶はショートピースを入れるのに使う予定です。