野坂昭如編著『プレイボーイ入門』という本を読んでいたら、タバコについて次のようなくだりがあった。
あるプレイボーイなどは、絶対にロングとかキングサイズのタバコは吸わないそうで、その理由がまたふるっている。つまり、自分のタッパーが低く、顔もあまり大きくないので、そんな長いタバコを吸ったら、みっともなくて、サマにならないというのである。
…ということはだ。頭や顔が大きいぼくのような者にとっては、むしろ「ロングとかキングサイズのタバコ」がいいのではないだろうか。大きなタバコを口元にくわえることによって、相対的に顔や頭が小さく見えるのではないか。
ところで、写真などで物の大きさを比較するとき、しばしば「タバコの箱」が横に並べられる(嫌煙ブームまっさかりの現在でもこれは同じなのが痛快だ)。タバコがそれだけ一般的な存在であり、直感的に大きさが分かるからであろう。タバコの箱は普遍的なサイズの存在として、世間の人々の頭にインプットされているのだ。
そこで考えた。「一般製品よりも少しだけサイズが大きいタバコの箱」を作製すれば素晴らしい効果が期待できるんではなかろうかト。それを顔の近くに持ち、同じく「少しだけ大きめのタバコ」をくわえれば、実際よりも顔が小さいと錯視させられるのではないか。
といっても、今すぐに「一般製品よりも少しだけサイズが大きいタバコの箱」など自作できないので、今回はアナログ(類似)実験を試してみた。下の2枚の写真、いずれも顔の大きさは
全く同じであるが、フォトレタッチによって、左側は小さめのタバコ箱、右側は大きめのタバコ箱に見えるようにしてみた。
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